序章 新たなる始まり

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白虎の青年と朱雀の青年は、偶然巻き込まれた事故で互いに負い目を負って、それに苦しんでいた。 少年達の必死の説得で青年二人は解放されたが、青龍の少年が倒れてしまい、青年達は白虎の少年に後を頼み、玄武の少年と少女、青龍の少年を救いに行った。 いっけん何も関係の無さそうなこの三人は麒麟神の親類と言う事で繋がっていた。 玄武の少年は何かに巻き込まれて全てを失い、少女の両親を奪い、たくさんの命を奪いながら生きてきた。 泣く事も出来ず、ただ心を削って生きてきた。 青龍の少年は笑顔しか出来ない自分に嫌悪して、少女は両親の敵を取りたいが為に力を磨き続けた。 そんな彼らを青年達は救った。 しかし……何故か少年だけは戻ってこなかった。
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