若葉の候

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「待っ…て、んっ…カズヒコっ…ふぅ…ん」 ぴちゃ…くちゅ… 「やば…いって…!」 ミノルの制止にカズヒコは全く応じない。 それどころか、舌や口の動きは激しさを増していた。 「はっ…んんっ…やば…いっ…ンッ…でちゃ…あああぅっ」 ドクッ ピュルッ ピュルルッ ……ごくっ 口から溢れ出た一滴を手の甲で拭う。 「のののむなよッお前ッ」 ニヤリと笑いながらカズヒコは立ち上がり、ミノルの後ろの机に手をつく。 「名前で呼べよ」 低い声に背筋が反応する。 ぞくぞくっと駆けあがったのは、快感。 「何、お前感じてんの?」 わかってる。 わかっていながら言っている。 一旦出したにも関わらず、ミノルのそれは硬さを戻していた。 「名前…呼んで…」 フッと笑う。 「お前が呼んだら、俺も呼んでやる」
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