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トントントントン!ガチャッ!!
階段をのぼってくる音が聞こえ、ドアが開けられた。
『おーい!!悠起きろよっ!遅刻すっぞぉ~!』
ユウ『もう起きてるって~…ホント遥斗(ハルト)は騒がし~な…』
ハルト『お前は夜遊びばっかしてるから朝起きれないんだぞ!!…』
ユウ『うるせ~…』
この朝からブツブツ文句ばっか言ってる、ヒゲをはやした濃い顔の男はあたしの兄ちゃん。
蒼凪 遥斗(アオナギ ハルト)
うちは両親が仕事の関係で海外行ってていないから、兄ちゃんの遥斗と2人暮らしなんだ。
うちの家族以外の人にはなぜか男前に見えるらしく、意外とモテてるみたい(笑)
ハルト『ふぁ~あ…俺なんて全然寝てねーのに、朝からお前のご飯作ってやったりしてるんだぞ!』
遥斗はあくびをしながら眠たそうに言った。
ユウ『遥斗ありがとっ☆愛してるよっ!!』
パチッとウインクをしてやった。
ハルト『…キモッ…』
遥斗は静かにドアを閉めて部屋を後にした。
ユウ『ちくしょ~め』
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