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紗世とダラダラ喋っているうちにさっさと授業は終わってしまっていた。
次の時間は空き時間なので、紗世と一緒にテラスでまったりくつろぐ事にした。
昼のポカポカ陽気に2人とも今にも寝てしまいそう…
ふと目を閉じかけたその時。
前から2つのアフロがこっちに向かってくるのが見えた。
ユウ『紗世~…なんかカミナリ様が近づいてくるよ…』
サヨ『ホントだぁ~…ド〇フだぁ…』
会話にならないような、ぐだぐたな話をしているうちに、カミナリ様達は悠と紗世の前に立ち止まった。
カミナリ様達はおもむろに手を上に上げると、
『『誰がカミナリ様だよっ!!』』
と突っ込み、悠と紗世めがけてチョップを振り下ろした。
ゴッ!!!!!
『『ギャッ!!』』
短い悲鳴とともに2人は頭を押さえながら、テーブルに俯せになった。
3分後、ようやく2人は顔をあげた。
ユウ『…なんだ。蓮、凛だったのか…。
あたし達てっきりカミナリ様かとっ…』
言いかけた途中で2発目のチョップが振り下ろされた。
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