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小さな町ではあるが、お店が商店街にあるために、店の前を右から左からと人々が行き交う。
その様子を楽しそうに眺めているリッキー。今じゃ商店街の人達で、リッキーを知らない者は居ない。
歩きながら硝子越しに居るリッキーに「リッキー」「こんにちは」と手を振り、笑うのだ。
それに応えて、しっぽをバタバタと振りながら息をあらげては、愛嬌をふりまく。
君はこの町が、この町の人々が本当に大好きなんだな。
カランカランとベルが鳴り、お客さんが来た事を知らせる。
「いらっしゃい」
「こんにちはー、リッキー元気か?」
近所にある花屋の旦那は、リッキーを撫でまわす。散髪より先にリッキーと遊ぶのは、いつもの事だ。
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