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『ごめんなさい、それだけは勘弁して下さい……』
凄まじい覇気を
出している杏を見て
春原が潔く、謝る。
『お姉ちゃん、流石にそれは……』
『いいのよ、椋。春原にはコレくらいしなくちゃ分からないのよ。』
『僕何回三途の川を見るハメになるんだろぅ……』
軽く精気が無くなり
かけている春原。
『それより朋也さん、智代さんの隣に座っている方は誰なんですか?』
『そう言えば見ない顔ね…』
『本当ですね…』
3人は怜の方に目を
向ける。
『あぁ、コイツは智代のクラスに転校生として来たんだ。名前は確か……』
『…守東怜』
『緊張するな、みんな良い人だから。』
『別に緊張はしていない、ただこういう場はあまり慣れていないだけだ。』
『そうなんッスか?僕にはそうは見えないんだけど…?なぁ、岡崎!』
『本人がそう言うんだから本当なんだろう』
『怜はこう見えて良い奴なんだ、みんな仲良くしてやってくれ。』
そう言うと……
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