episode 2

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1人の男が口笛を吹く と辺りから続々と不良 達が出てくる。手には 木刀や金属バットを持っ ている。 『……正当防衛にしたいから、お前等から仕掛けて来てくれ。』 智代が構える。 『殺れ!!』 一斉に不良達が智代 に襲いかかる。 …怜side… 『………なんだ?』 歩いてる途中で 何やら無数の声が 聞こえてくる。 『公園の方か……』 怜は自然と公園の 方に足を向けた。 『………これは?』 公園に入ると不良 達が倒れていた。 『……乱闘か』 更に歩くと 不良達が集まって いる場所に辿り着く。 『誰か囲まれてるのか?』 目を凝らして見て 見ると…… 見慣れた人物がそこ に立っていた。 『……坂上智代』 不良達を1人で相手 してるのか…… 『顔色が悪くなってきたぞ?』 『くッ!』 あれから30分は 過ぎただろう。 流石に疲労が溜まって きている。 『隙を与えるな!坂上の体力は限界に近い!一気にかかれ!』 不良達の攻撃が 更に厳しくなっていく。 『…………』 怜はそれをただ 見ていた。 助けに行くか? 嫌だが…… 『オラ!!』 金属バットを持った 不良の1人が智代に 襲いかかる。 『くッ!!』 智代はそれを後ろ に下がって回避する。 『しまッ!!』 後ろに下がった 途端にバランスを崩して しまう。
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