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『…………』
怜は唖然とする。
いきなりそんな風
に言える訳がない。
『お腹空いてない?』
『あ、あぁ。まだ昼は食べてないからな』
『一緒に食べるの』
ことみは近くに
置いてあった袋の
中から弁当を取り出す。
『嫌遠慮する』
そう怜が言うと…
『今日の弁当は中華なの。特にこのエビちりがオススメなの。』
『嫌だから俺は……』
『……食べないの?』
少し寂しげな表情を
見せる。
『………ハァ』
怜はことみの側
まで近づく。
『……頂く』
『召し上がれ』
ことみと怜は床に
座って昼食を食べる。
『……美味しい??』
『あぁ』
『良かったの』
『ご馳走様』
『お粗末様なの』
怜は時計を見る。
『……そろそろ行く』
怜が立ち上がり
図書室を出ようとすると…
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