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また違う放課後
「話しってなに舞ちゃん?」
僕は携帯に舞ちゃんから
『話があるから同好会の活動場所まで来て(笑)』
と届いたから僕は今活動場所に居た
「あのさ…ドビーちゃん、あたしもしかしたら転校しないといけないかも」
転校…その言葉に僕は絶望を感じた
「な、なんで!なんで転校しないといけないの!?」
僕は舞ちゃんに詰め寄った
「あたしの父さんと母さんが二人ともカナダの支社に単身赴任で二年間帰れないって言われたらしいの…ドビーちゃんあたしどうしよう」
舞ちゃんが僕を見上げながら言った
「舞ちゃんは転校嫌?」
「嫌だよ!あたしみんなと一緒に居たい!ドビーちゃんと一緒に居たい!」
ギュッ
舞ちゃんの暖かい手が僕の手を握った
「分かった!僕に任せなさい」
「って言ったんだけどさ」
僕は東寮に戻ってみんなに話していた
「アホかお前は!できもしないことホイホイ言うな!」
僕の言ったことにジョージが怒鳴っていた
「いやさぁ…彼女が困っていたら助けるじゃん」
「だけど限度があるだろうが!」
「だってー…」
「だってもくそもない!」
「その辺にしたらどうですか?」
大広間で話していたら、いつのまにか入口に忠治さんが立っていた
「困っている人がいたら助ける、人として間違いではありません!しかしジョージ君の言うことも間違いではありません」
忠治さんは僕達の話を全て聞いていたらしく、僕のわがままを真剣に考えてくれていた
「こういうのはどうですか?」
忠治さんがある提案をしてくれた
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