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そしてホームルーム
「皆さん夏休みはどうでしたか？」
うちらの担任の星野からの挨拶があった
「皆さん今日は転校生が居ます…さぁ入って」
星野が教師の入口に向かって言った
ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ…
ｶﾂｯｶﾂｯｶﾂｯ
教室に金髪の転校生が入って来た
ｶｯｶｯｶｯｶｯ
転校生が自分の名前を黒板に書いた
「初めまして、火刀 金(かとう こがね)と言いますよろしくお願いします！」
転校生が頭を下げた
キャー！
頭を上げた時のスマイルで女子たちが歓声を上げた
「金髪ってボイドとキャラ被るじゃねーか！」
星野から見えない所で自分のエアガン(リボルバー)を磨いていた慎が言った
「関係ない」
ボイドは無関心らしく、椅子を傾け窓の外を見ていた
「なぁジョージ…ボイドどうしたんだ？」
慎が俺に囁いてきた
「双葉さんが進級テストで不合格だったらしい」
「双葉が不合格？マジかよ！」
俺も慎も不思議に思っていた
俺、慎、小倉さんで双葉さんの答えを、何回も解答と照らし合わせてみても八割以上は確実だったはずなのに…
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