新しい日常、新たな出会い

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昼休み… ギィッ…ギィッ…ギィッ… 俺は椅子を傾け、ずっと窓の外を眺めていた 「ねえ…ドラン君」 誰かが俺に声を掛けてきた 「小倉さん…どうしたんだ?」 俺は不安気な小倉さんに聞いた 「空ちゃん試験に落ちたって本当?」 いつのまにか空の結果は広まっていたらしい 「ああ…」 俺は視線を小倉さんから自分の机にやった 「おかしいよ!」 いきなりの声に俺は驚き、小倉さんを見た 「あたしと星屑君、それに時雨君で一緒に何回も採点したら全教科八割以上は確実だったんだよ!」 俺はその事実を知らなかったわけでは無い ただ… ただ…信じなかっただけだった ガタ 俺は自分の席から立ち上がった 「職員室行って、星野のじいさんに聞いてくる」 俺は小倉さんに言って職員室に向かった 職員室に向かったものの、星野のじいさんは職員室には居らず、社会科準備室に居ると教えてもらったので俺は社会科準備室に向かった
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