遅い朝

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百合哉に腕を引っ張られ、挙句に走らされて俺達はギリギリに学校に着いた まぁ、俺が悪いんだけどね 百「もぉ~…危なかったぢゃんかぁ;;」 皇「悪い悪い」 思ってないけどさ 百「むぅ…」 百合哉はちょっと機嫌を悪くしたように頬をプクッと膨らます 可愛いなぁ… side百合哉 皇「クス…ごめんって、百合哉」 皇はそう言って僕の頭をクシャクシャと撫でた ドクンッ と胸が大きく弾む 初めて皇が笑った顔を見た 胸が煩く高鳴り、顔が紅潮していくのが分かる クラスの皆も顔を真っ赤にしながら「ヤバい…」と口々にしていた 百「あ…ぅ、うんっ!!///」 柄にもなく声が上擦った 綺麗に笑うなぁ… そう心の底から思った
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