遅い朝

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ゆっくりと屋上へと続く薄暗い階段を登る 運良く屋上には人影もなく、暖かな陽射しが降り注いでいた 俺は物陰を探し、壁を背に座り込むなり眠りに落ちた side? 今日は気分的に午後の授業はサボり 部活のミーティングが終わった後、お気に入りの屋上で昼寝をしようとそこへ続く階段を上り、扉を開けた俺の目には見知らぬ人影が飛び込んできた 「…誰だ…?」 ソイツは眠っているようで俺の問いには答えない その代わりに規則正しい寝息を溢していた 近付いて顔を覗くと、とても綺麗な顔立ち 長い睫はまだ見ぬ瞳を覆い、腰まで伸びた綺麗な黒髪は微風にサラサラとなびいている ドクンと心臓が跳ね上がった キス…したいな…… そう思ったときには既に唇を重ねていた
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