遅い朝

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ガタンッと 何かが動いた音に皇の歌声がピタリと止む サラサラと綺麗にまとめられた黒髪が風になびく ゆっくりとそちらを振り向いた皇の姿は何とも妖艶な姿だった 皇「……誰?」 音が鳴った方へ声をかけると屋上の扉を開いたまま固まっていた男がハッとした顔をして僅かに顔を赤らめた 皇「…何か?」
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