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少しの沈黙の後、熱の冷めたその男はやっと重い口を開いた
「…お前、名は?」
は?
第一声がそれ?
「名前は何だと聞いてる」
何…こいつ……
取り敢えず、聞かれた事には答える事にした
皇「………潤紅蓮……皇」
「そうか…潤紅蓮、ちょっと来い」
そういってその人は初めて会ったばかりの俺の腕を掴み、有無を言わさずどこかへと引っ張って行く
無論、俺は何の抵抗もせずに引っ張られるがまま
普通は抵抗したり暴れたり叫んだりするんだろうけどね
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