遅い朝

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少しの沈黙の後、熱の冷めたその男はやっと重い口を開いた 「…お前、名は?」 は? 第一声がそれ? 「名前は何だと聞いてる」 何…こいつ…… 取り敢えず、聞かれた事には答える事にした 皇「………潤紅蓮……皇」 「そうか…潤紅蓮、ちょっと来い」 そういってその人は初めて会ったばかりの俺の腕を掴み、有無を言わさずどこかへと引っ張って行く 無論、俺は何の抵抗もせずに引っ張られるがまま 普通は抵抗したり暴れたり叫んだりするんだろうけどね
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