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振り上げた手首を掴んだ潤紅蓮は空いた片方の腕を腰に回し、僕を引き寄せていた
僕より背の高い潤紅蓮は視線を合わせる為に僕の顎をクイッと上げる
顔の距離はわずか5cm
皇「貴方みたいな綺麗な人がこんな事…似合わない」
ドアップの潤紅蓮の顔は至極真面目で不覚ながらも
格好良い…
と思ってしまった
そして、潤紅蓮は僕の耳元に唇を寄せ優しく囁く
皇「だから、こんな事止めて?…ね?美琴」
ボッと顔が真っ赤になる
潤紅蓮の甘い囁きは僕の思考を駄目にした
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