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真っ暗なステージを歩き配置へとつく
途中、劉牙先輩が「足元気を付けろ」と気遣ってくれたのが何かくすぐったかった
スタンドマイクの前に立ち、スゥと深く深呼吸する
数回リズムをとった後、伴奏が始まった瞬間にステージの照明が一斉についた
全体を見渡すと体育館は生徒に埋め付くされ、俺はたくさんの歓声を身体全体で浴びる
黄色い声と共に、あちこちからそれぞれの名を呼ぶ声が聞こえてきた
その中には俺の名前も
嬉しかった
美「皇~っ!!」
美琴先輩がステージ近付くで俺に向かって手を振ってくれてた
俺はそれに笑顔で応えると、小さく息を吸って音を紡ぎ出した
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