7歳の誕生日

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~~~☆~~~  惑星サリーナは誕生してまだ千年ほどしか経っていないが、文明はそこそこ栄え、何より緑の豊かな惑星(ほし)である。  太陽系にある地球という惑星(ほし)と同等、もしくはそれ以上とも言われている。  一方、金陽系第9惑星ロブーンは陽の光もあまり届かず、寒い、食料にも事欠くような惑星(ほし)だった。  ロブーンに住む彼らは、文明が栄えてくると同時に惑星を捨て、船帝で暮らすようになった。  ロブーンの船帝は、立派な戦闘機でもあった。  元々攻撃的な種族だったのだが、次々と他の惑星に攻撃を仕掛けるようになった。  自分たちが根を下ろすことのできる場所を探し、奪おうという目論見のもとに。  ロブーンに味方する惑星こそなかったものの、そのことごとくが滅亡へと導かれていった。  そして、サリーナも例外ではなかった。  むしろ、彼らが一番欲している惑星だといえる。  サリーナが攻撃的なロブーンを受け入れるわけもなく、もう二百年ほど戦いは続いていた。 『勝つまで惑星(ほし)の中では戦わず』  ロブーンは自分たちのものにしようという場所ということがあり、決して地上へ攻撃することはなく、宇宙空間での戦いを続けていた。 誰が予想できただろう。 ロブーンがサリーナの地上へ攻撃をしてくると。  二百年もの間、決して侵すことのなかった場所を破壊してくるとは……!  誰も……想像すらしていなかったのであった。
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