二人での時間

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二人での時間

これから始まった。 「そうか‥、腹が減ってたんだな‥」 くすくす笑う男、黒く長めの髪に、青く澄んだ瞳。 笑うと牙がちらり覗かせていた。 「ああ‥、何で俺を助けた?」 不思議だった、仲間でもない奴を助けるなんて‥。 「たまたまだ、‥見捨てて行けなかったんだ、こんな森だ、誰も来ないからな」
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