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「まあ、そういう事にしといてやる‥、もうじき夜が明ける、吸血鬼は眠るんだろう?」
大きな手が、私をベットに寝かされた。
「ああ、そうだが‥、お前は‥?」
私がここで寝たら、アイツが寝る場所がない。
見渡した時、これ以外ベットは無かった。
「俺は色々やることあるから、日中は使わない、‥そう言えば、お前の名前は?」
黒いカーテンからは、うっすら光が差そうとしていた。
急に眠気が襲って来る。
「俺は無い‥、ただの吸血鬼だ‥」
そのまま、喋りつつ、眠りに着いた。
深い眠りに。
引きずり込まれる様に。
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