868人が本棚に入れています
本棚に追加
少しでも緊張をほぐそうとジムへと向かった。
最寄り駅近くのジムは、さほど大きくないが小綺麗なジムである。
そこにはビルダーを目指してる人。
痩せることに必死な主婦。
メタボに悩むサラリーマン。
目的は違うが頑張ってる姿は素敵だ。
いつも通いなれてるこのジムには、トレーナーが数人。
その中の1人が優の専属の真鍋である。
「今日は何を重点にいっちゃう?」
軽いのりで聞いてくる真鍋はEXILEのあきらに似ていて真っ黒に日焼けしていた。
笑顔がたまらない。
鍛えた身体の真部に優はチョット惹かれていた。
心の隅では、汗を流すことではなく真部に会いたかったのかもしれない。
その笑顔に癒されたかったのである。
「ストレッチしてからとりあえず走ってみようかぁ~」
真部の言葉に笑顔で応える優であった。
最初のコメントを投稿しよう!