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着いた先は今流行りの遊園地。
沢山の人が傑に釘つけになるが本人はおかまいなし。
『ねぇ~剣!コーヒーカップ乗ろう!』
腕をひっぱりながらはしゃぐ。
普通にしてたら可愛いのに…
『分かったから引っ張るな!』
コーヒーカップふたりで乗り込む。
《立ち上がったりなさらないよう、ユックリと取っ手を回してください。では発車します。》
従業員の合図で音楽がなりはぢめ動きだす。なかなか良い感じ…
『うりゃあああああああ!!!』
大きな掛け声とともに傑が思いきり取っ手をまわす。
『ぎゃああ!ちょ…人の話聞けよ!?つか回しすぎっ…立つなぁ!』
グングンッと思いきり取っ手を回す。
ううっ…きもち悪…っ…
『剣~…』
凄いスピードの中、傑が困ったように声をだす…嫌な予感がする…
『なっ…なんだ…あああっ!?』
『取っ手が取れちゃった♪』
『取れちゃった♪…じゃねぇぇ!?』
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