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『おっしゃああ!俺の勝ち♪』
『…負けた。』
ブランコから飛びおり草むらに寝転がる。
『昔はいつもこんな風に疲れるまで遊んでたよなぁ…今じゃそんなことも少なくなったな。』
『まぁ…高校にもなれば当たり前だろ。だけど…たまにはこんな風に馬鹿やるのも悪くない。』
となりに寝転がりながら明人が言う。
『本当…大人になってもこのままがいいな…馬鹿やってさ…遊びたい。明人と。』
『ああ…そうだな…日が落ちる前に帰ろう。』
『うん。そだな』
さりげなく手を繋ぎ帰り道を歩く。
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