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不意の問いに魅せられて
無為の想いに気付いた
振り払えば済むものを
抱き寄せて 花の香覚えた
雪化粧に覆われた闇
お前が美しいと言うなら
粧い隠そう
この身体朽ちるまで
垂り雪に怯えながら
一途な想い募らせる
例え果てに得られるものが
触れ合わぬ心だとしても
蜘蛛の糸で綾取りを
何も知らずに 微笑むのは誰か
美辞麗句の繰り言は
桃源郷に届かない
骸の道を焼き払え
知る者は 朱を差し零せ
綺羅の上に麻布纏い
お前に寄り添えるなら
装い隠そう
この生命尽きるまで
吹雪く風に怯えながら
一途な想い募らせる
その瞳見つめるものが
偽りの姿だとしても
蜘蛛の糸で綾取りを
無垢な蜆蝶 静かに停まる
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