恋心の行進曲

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双子は互いに隠しごとをしないので、ごく自然にジュニアが隣で話を聞いている。 「兄ちゃんは、考えているこてがはっきり顔に出るでしょう?」 「あぁ」 「それは、イメージする力が強いってことなんだ」 「…?」 「あぁもぅっ。 説明面倒くさいから嫌だったのに… まぁいいや。 兄ちゃんのイメージする力で、僕は変幻自在なんだ。 そして同じものなら、僕と兄ちゃんが融合して変化できるはずなんだ」
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