恋心の行進曲

23/27

14人が本棚に入れています
本棚に追加
/274ページ
対は己の半身であり、己自身でもある。 大将がこれまで手を抜かずに、武術に努めてきたのだ。対も容赦ないのだと、大将にはわかった。 彼は、対を何かに変幻させるべく、見本を探す。 ジュニアの足元にいる雀を見て、雀が歩くイメージを浮かべた―― すると、対は小さな雀になった。 …成功か? しかし、ぴょこりと歩こうとしたところで、バランスを崩してこてっと倒れる。
/274ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加