運命の時~出会い~

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風が吹き木々のざわめきだけが聞こえるだけの静けさ 例外無くそこに立っている大きな樹も一緒だった ただその樹の根元のあたりにはなにか紅い物があった 最(…あれがあいつが言ってた石なのか?) 遠目で見ていたせいか"それ"が何かは具体的には解らなかった そして、俺は"それ"に近付いた "それ"は太陽の様な輝きを放つ紅い石だった 俺は暫くその石を見つめていた ……… ほんの数秒見ていたが俺にはかなり長い時間見ていた気分になった… 最(…これがあいつの言っていた石だろう) 何となく確信した俺はその場から離れようとした その時だった 最『!?』 俺は反射的に身体を捻らせた
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