……永久(とわ)に愛をあなたと

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「妹の二の姫の輿入れが決まりました。 私は血の繋がった実の兄妹と寵を競うつもりはありません …私は一雅様に 臣下として永久に忠誠を誓い、お側に仕えます。 それが私の出来る愛です」 感情を悟られないよう能面のような顔を見せていた葉の瞳に一筋の涙が流れ、一雅は何も言えなくなった 「茨木の最後の言葉を覚えているだろ? 人間である私達には未来がある だから諦めない 私が欲しいのはお前だけだから」 .
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