……恋人契約!?

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「……で、私はいったい何をすればいいので?」 牛車に揺られながら何時まで経っても話し出さない男に用件を切り出す。 昨日は、雅鷹の邸にいる事が身の危険と感じた為、家出を諦めて邸に戻った。 世話役の左近や父様に散々説教をされ、軽い軟禁状態になってた所を女房の一人に頼み込み、身代わりにして抜け出てきたのだ。 いつまでも留守にする訳にはいかないのに、目の前のこの男は景色を見ながら風流に歌などを詠みはじめていた。 「もう着くからそう焦らないで。」
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