夢幻花絵巻

……秋の夜長は誘惑の時!?

「…残念、他の男の物になってしまえば良かったのに」

その様子を物陰から一部始終眺めていた四の姫が舌打ちをする

「一雅様は渡しませんわよ」

そして新たな作戦を練るため、女房を引き連れ着物を翻すのだった。

一方葉は、酔い潰れた雅鷹を連れ、左大臣家の車で邸へ戻り、見つかった左近にこっぴどく叱られたのだった。

「…散々な日だったな」

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