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雅鷹の手が下肢に伸びてきた時、馬の蹄が聞こえた。二人はお構いなしに葉の体をまさぐっている
蹄の音が止まったかと思ったら
「こんな所で何を盛っている?」
と頭上から声が聞こえてきた。
こんな光景前にも経験ある…と聞き覚えのある声に目を開けると、想像通りの人物がいた。
「一雅ってスーパーマン?」
「おまえ余裕だな、襲われてんのに」
呆れた声をはっしながらあっという間に二人の鳩尾に一撃を加えて気絶させると、葉を抱き上げ馬の背に乗せ走り出した。
長い睫毛に整った鼻筋、改めてみると一雅って美形なんだなとつい手を伸ばして触れてしまった。
…なっなんで見とれてんだ?
嘘だろ
ドキドキしてきた
顔に触れても、一雅は何も言わず好きなようにさせていた。
射ぬくような視線だけを葉にぶつけ、葉もまた視線が外せない。
どちらともなく唇が近づき、馬の背の上で、激しく唇を奪い合っていた。
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