……鬼の艶めき
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「葉様っ、いったい何が…」 青ざめている左近に落ち着くよう促すと、葉を抱えたまま一雅は部屋へと歩いていった。 「右大臣殿、詳しい事は?」 「はい、清明殿より伺っておりますゆえ、床の用意はしてあります」 「では人払いを。朝まで女房達にも立ち入らないよう言い聞かせて下さい。」 「承知致しました。」 そういうと、二人を残し皆部屋を退室していった。
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