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門に立っている門番に声をかければ、どでかい金色の扉が開く。
奥には大きな金色の椅子に座った天神がいた。背は186㎝程で、男の姿である。
「ん?紗江じゃないか。」
極々普通の口調であるがこれは天神である。
「どうもー。」
馴れ馴れしく手を振っている紗江は、天神とは相当親しい仲にあると言えるだろう。
「あたしの友達の真央っていう子の夢に、くだ狐の8人組が現れてるらしいの。」
それを聞いた天神は少し驚きそして微笑んだ。
「新たな霊能者の誕生だな。」
「そうだね。その8人を呼び出してくれないかな。」
「承知。連れてこい。」
天神は両隣にいる使いに命を下した。
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