異次元からの使者

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「やぁ、諸君。お久しぶりぃ。」 赤く長い髪をなびかせ、くだはヒラヒラと手を振る。 「せ、先輩!!」 くだ狐のオス達は驚いた。 なぜかと言えば、しばらく姿を見なく懐かしかったからだ。 「じゃあ、早速だが、説明を始める。まずはその少女に霊界や霊界に住む者が見えるようにしなけりゃいけない。目の手術は紗江と俺に任せとけ。」 続いて紗江も説明を始める。 「そして手術が終わったら、すぐに真央ちゃんのそばについてあげて。いきなり怖いものを見るのはつらいからね。」 「はい。」 くだ狐の女性陣が返事をする。 「それぐらいだな。後はお前らがその真央とやらに色々知識を叩き込め。」 「…承知。」 一先ず説明を終わらせると、紗江は八匹のくだ狐のもとへ駆け寄っていった。 「さ、用事は済んだね。早速真央ちゃんのとこ行こうか。天神様、またね。」 紗江がそう言って指をパチンと鳴らすと シュンッ… その団体は一瞬にしてテレポートの如く消えた。 「ふっ…、真央、お前はこの世界で、どう成長するかな??」 天神は椅子に座ったまま、持っていた水晶に移った真央を見ながら微笑んだ。
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