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真央の家は電気が点いていなく、真っ暗だった。
「もう寝てるのかな…。」
「とりあえず、中に入りましょ。」
スッ…。
窓ガラスをすり抜けて中へ入る。
「誰もいないのか…?」
すると魁須はニヤリと笑う。
「いや?よーく聞けよ。」
ザアァァ…
「シャワーの…音?」
礼恩が呟く。
「!!…ってことは…」
礼恩の言葉に反応した鷺は顔を真っ赤にし出す。
「入浴中ね」
女性陣一同が全員ハモった。
「へへっ…そんじゃ行きますか!!」
急に魁須が張り切りだす。
「…行くってどこに?」
壱冴は全くわからない様子。
「まさかお前っ!///」
魁須がこれから何をしようとしているか感づいた礼恩も、顔を赤くする。
「そのま・さ・か♪覗きに行くぜー!!!」
魁須はそう言うとダダダッ!!と勢い良く走り出した。
「ば、馬鹿!!何考えてやがるっ!!」
礼恩の言葉も虚しく、魁須は勢いを増すばかりだ。
するとくだ狐の女性陣、瀬夢、裳摸、咲羅、綺初は、バスルームへ続く廊下に立ち塞がる。
「ホント、何考えてんの。」
「ここから先は通しません!」
「魁須、あんた堂々過ぎるわよ??」
「馬っ鹿じゃないの??」
だがしかし魁須はすでにムンムンしていて、その障害物は苦にはならないらしい。
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