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「んー…?」
魁須の視界は真っ暗になっていた。
『何だかいいにおい…』
この香りに浸っていたいという気持ちもあったが、とりあえず事態が飲み込めない為顔の両脇にある物を触った。
すると
「きゃ…!!な、何すんだよぉっ!!!!!」
女の声が聞こえた瞬間、頭が後ろに反り返り
ゴチッ!!!
そのままバスルームのドアに頭をぶつけた。
簡単に言えば真央が魁須の頭を掴み、押したのだ。
「いてててて……あ。」
「一体何なの!?いきなり胸に突っ込んできた挙げ句に人の胸まで揉んでっ!!///」
あたしの目の前には、人間とは考えられないほど大きく尖った耳で、尻尾を生やし、着物のような衣装をし、そして短い髪の毛を後ろに束ねた男の子がいた。
ダダダッ!!
「どうした魁須!!……あ…///」
礼恩は真央の裸を見て硬直した。
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