5人が本棚に入れています
本棚に追加
/14ページ
イルはクローゼットを開いた。中には防寒具が一式入っていた。
白を基準とした防具。マフモフ装備と言うらしい。
村長「ぴったりじゃな」
いつの間に戻ってきたのか、村長が後ろで見ていた。
いきなり話しかけられて驚いたイルはついたじろいでしまった。
村長「手慣らしに、ここいら辺で少し簡単なクエストに行って来たらどうじゃ?」
イル「わかったわかった」
イルは軽い気持ちで答えた。
村長は困った顔を一瞬だけ、イルにばれないくらい一瞬だけ浮かべた。
そして、部屋から持ってきたであろう御守りをイルに手渡した。
村長「御守りじゃ。持っていて損はあるまい」
イル「サンキュー」
御守りを胸のポケットに入れた。
村長「気をつけるんじゃぞ?」
村長の言葉をろくに聞かずにイルは家を飛び出した。
村長「聞くより慣れろじゃ」
村長の家を飛び出したイルは集会所のカウンターにいた。
イルは受付嬢に渡された紙の塊りからクエストを選んでいた。
受付嬢「あなたのハンターランクは1ですので初級のクエストしか受けれません」
最初のコメントを投稿しよう!