グングニル

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「……かえるかな……」   しばらく小さくなっていく船を見ていたが、なんかむなしくなって背を向けた。 とたんに響き渡る鬨の声。 ふと振り向いたら、あいつが腕を上げていた。 あいつはきっと船の上で笑っていた。
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