グングニル
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――遠い昔のお話。 黄金の鎧を纏った死に際の騎士の手には、グングニルという槍が握られていた。 グングニル、それは狙ったものは必ず貫く魔法の槍。 今、あいつのコブシは、まさしくグングニル。 彼は夢という宝物を、コブシという名のグングニルで貫いた。 その槍を下ろしたとき…それがやつの夢の終わりだ。
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