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涙は乾くことを忘れたのではないか。ぼーっとする頭で私はそんなことを考えていた。
自分は一人であることを痛感した。
あいつもこいつも大嫌いだ。もう友達でもなんでもない。
上っ面だけの心配をどうもありがとう。影で笑う声を聞いてしまった以上、もう戻れない。
ずっとその子たちだけが支えだったのに。私は結局一人だったようだ。
そして、あの子。
あの子も弱すぎる。なんであんなに弱いんだ。
弱すぎる。私も弱すぎるが、あの子はもっと弱い。
ああ。結局私は一人だ。
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