Opening

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「ええと……、うん。そうだ。」   彼はなにかを取り出しながら、私のほうをみた。   「いくつかの物語をプレゼントしてあげる。」   その人はそういうと、8つの物語を私に差し出した。   「……え」   戸惑いながら、それらを手に取る。   「これらをちゃんと読んでおくこと。いいね? きっと君の涙を止めてくれる。」   「う、うん……」   ちょっと困ったけど、とりあえずうなずく。  
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