~第①章~

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『縷々羅々‥縷々羅』 貴方へ綴る 言の葉は時の川に ゆらりゆらり 絶え間なく 流れる恋の唄を 縷々羅々縷々羅 愛しい面影浮かぶ 青い月夜の空に 星をちりばめて 想い馳せる淡き光よ 遥か彼方貴方に届け 長く寒い季節が 終わりを告げて 桜の蕾が膨らむように 咲き誇る時の花 貴方へ綴る 言の葉は時の川に ゆらりゆらり 絶え間なく 流れる恋の唄を 縷々羅々縷々羅 懐かしき風が運ぶ 貴方の影想い香る 儚き夢の追憶は この願いと共に 溢れる涙を癒してく まだ見ぬ微笑みが 浮かび包む切なさ まだ触れられない 温もりを感じながら 過ぎ行く日々よ 儚く散る夢ならば どうか 消えないで‥ 貴方に触れる前に どうか 消えないで‥ 貴方へ綴る 言の葉は時の川に ゆらりゆらり 絶え間なく 流れる恋の唄を 縷々羅々縷々羅 時の川に ゆらりゆらり 恋の唄を 縷々羅々縷々羅
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