~第①章~

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『悲しみは月と共に』 見上げた 夜空に 散りばめた涙色の星 心が月に隠れて 今夜も 眠れなくて 夢さえ見れない 記憶の中のアナタは 優しい微笑みを浮かべ 泣いている 「どうして?‥」 問えない唇が 開く前にそっと塞いだ 灰色に染まる景色 アナタを探す指先が 凍える前に そっと温めて 悲しみは月と共に 見えない明日 消えゆく想い‥ 忘れそうな愛情 振りかざす感情が またアナタを 傷付ける‥ 飛び立つ日を待ってた 儚い夢と‥未来と希望‥ このままずっと アナタの胸で 甘えていたい弱さ 失う痛みと悲しみを 噛み締めて 翼は閉じたまま 開かない瞳で 何を見るの? 遥かな夢の尊さ 幾つかの悲しみは 過ちを繰り返し 渦を巻く闇へ 悲しみは月と共に 見えない明日 消えゆく想い‥ 忘れそうな愛情 振りかざす感情が またアナタを 傷付けた‥
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