~第①章~

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雨音が奏でる 甘い調べは 悲しく心に響いて 涙を誘う‥ アナタの胸の中で見た 夢の続きを教えてょ 歩き出せないじゃない アナタの吐息を 聴きながら眠りたい そんな小さな願いも 今の2人には 叶わないのなら せめてアナタの夢の中に 私を連れて行ってよ このまま 明日が来なくて 夜が明けなくても アナタだけは 見つめていたい このまま 冷たい雨が止まなくて 何かを見失っても 感じた温もりは 覚えていたい 時の悪戯に 引き裂かれて行く 逢いたくて逢いたくて 逢えない夜は 三日月に揺られながら アナタを想い静かに 瞳を閉じて眠りたい 空想と現実夢の硲 さまよう感情を 泣いて泣いて亡くしたら 変われるような気がする 消えない傷を 今も抱いたまま 今夜も伝えきれない 言葉達が溢れて落ちた 聴かせて 例ええ嘘でもいい 今すぐ此処へおいで そう言ってくれたら 素直に笑える そんな気がした 聴かせて 孤独な胸の鼓動‥ 優しく包んでいて 壊れそうな私を‥ 夜が明けるまで 月が消えるまで 冷たい雨音が奏でる 冷たい月の調べ‥ アナタの胸の中で 流れる甘い調べ‥
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