1人が本棚に入れています
本棚に追加
スリーコール。それであいつは出た。
『お、どしたぁ?』
明るい声。幸せ絶頂か……。
「あー、幸せそうだねぇ。」
軽く嫌みだったのに……
『おー(笑)まあね(照)』
余計涙が出た。
『……? どうしたんだ?』
「ううん。幸せになってよ。今までよりも、ね?」
『わかってる(笑)ありがと。』
「それだけ。じゃあね……」
プツッ……
電話を切るとケータイをベッドに放り投げる。
もう涙が抑えられない。声を押し殺して泣く。
「好き、だっ……た。」
最初のコメントを投稿しよう!