パシリと君。

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高校入学-…。 やっとアイツから開放されるんだ~っ!! 「やばい…泣きそう。」 幼稚園の時から今までアイツに…。考えただけでも泣きそうだよ。 「華~、ご飯出来たわよ。」 はーい。と弾む気持ちで真新しい制服を着る。 やっぱり可愛い制服っ! 「華ちゃん、おはよう。」 ニッコリ笑う悪魔…。どうして朔がいるのよ。 「どうして朔いるの…?」 「同じ高校だもん一緒に行きなさいって。」 はぁあ~~っ!?さらっとお母さん言わないで。 「あの、そろそろ時間なので行きますね。ご飯美味しかったです。」 失礼します。と礼儀正しく朔は私を引っ張り外に連れて行かれた。 「高校…どうして…。」 せっかく離れられると思っていたのに…。 「内緒にしてただけ。また一緒にいれるね。(ニコ」 うぅ…。私はコイツの幼稚園の時からのパシリ。家は隣だし最悪だぁ~っ。 「っか、鞄持てよ。」 「……はい。」 なんで私は素直に聞いているんだろ…。 「あぁ、後さ入学式終わったら呼びに来て。」 どうせサボりだろ。面倒臭いなぁ…。 .
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