2.朝からツッコミ大騒動

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「……はぁ」 俺は朝から盛大なため息をついた。 「朝っぱらからため息か?」 「ダメよ涼ちゃん。幸せが逃げちゃうわよ?」 「もう逃げてる」 「あらー…」 あらーじゃねぇって、マジで… 転校してもう2週間が経った。 クラスにも馴染んだし、ダチも出来た。 ただ、一つ慣れない事がある。 それは… 「涼ちゃん、行くわよ~?」 「早く来~い」 教師である親二人との登校だ。 俺のペースで行きたいのに前そのことを言ったら、 『…涼ちゃん、とうとう私のことを嫌いになったのね。かぁさん悲しいわ、涼ちゃんと行けないなんて…もう、かぁさん死ぬしかないわね(涙)』 …そんな程度で死ぬなよ。 しかも、嘘泣きかと思ったら本気(マジ)で泣いてやがった(汗) 一方親父は、 『そうか行かないか…なら、命令違反で軍法会議に掛けるがいいか?』 ……お前誰だょ(汗) 軍法会議って、俺軍人でもなんでもないから! ただの高校生だから! ったく… そんなことがあって、諦めて一緒に行ってんだけど…やっぱ慣れねぇ。 .
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