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―――俺の意識を現実に引き戻したのは、妹の声だった。
「――いい加減起きなよ。お兄ちゃん!」
「あ、あぁ~。」さっきの夢は何だったんだ?(・っか・・・る、朝・来・・。)?
「何腑抜けた声だしてんのよ。学校遅れる~~~・・・って聞いての!?」
(何か嫌な気分だ。悪い予感というか何というか、、、)
「・・・はぁ。もういいわよ!早く支度してね!遅刻するよ。」
「お、おう。」
(ん?そういえばどんな夢だったっけか。
あら?もう忘れたわ。)
「おっと。ヤベェ遅刻しちまう!」
俺は素早く制服に着替え、葵の作ってくれた朝ご飯と弁当を持って葵と学校へ向かった。
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