11人が本棚に入れています
本棚に追加
1年生の葵とは、階段で別れる。
「じゃぁな葵!また、放課後」
「うん。・・・あっ、今日はサークルのミーティングが。」
「あぁ~そっか。じゃぁ先帰るわ。」
「うん。買い物忘れないでね。」
「オィ――――――ッス!」
テンションを上げて階段をかけあがった。
――
教室には、3年を差し置いての校内一の美少女と、名高い美姫が黒板の隅に日直の名を書いていた。
彼女もまた、幼馴染みだ。
「オハヨ!美姫。」
「おぉ。やっときたかね少年!」
「?・・なんだよ。」
「まぁ早まるな。落ち着いてから私の話を聞きたまえ」
「なんでしょうか?」
最初のコメントを投稿しよう!