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「取り合えず、土下座をして謝罪してくれないか?」
「申し訳ありませんでした。」
見ると横で馬鹿が一匹土下座をしていた。
クラスの奴等は呆然と、その光景を見ていた。
「慶次、お前にはプライドというものがないのか?」
そんなくだらない会話、いや、やり取りをした後俺たちは席に着いた。
これから始まることなんて・・・誰も予測もできない。
―――・っか・・・る、朝・来・・
その日の昼休み
廊下ですれ違った女子たちの中の一人がこんな話をしていた。
『今日、めちゃ変な夢を見たさぁ。目の前が真っ赤に染まるの。そしたら、苦しそうな感じで喋る女の子の声がさぁ・・・』
・・・一緒だった。俺が見た夢の内容と。
しかし、聞こえた話によると他の女子は知らないようだった。
何故俺は忘れていたのだろうか。
・・・彼女は鮮明に覚えているらしい。
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